結局どっちがいいかは自分でデータを残すのが一番です。
FXをやっていると、これは上がる!と思って意気込んで買ってみても、チャートが少しでも崩れると急に弱気になり今度も崩れるチャートにしか見えなくなったりします。
なので、その時の感情に振り回されて、「やっぱ下がるわ、損切り!」と損切りを実行。
その後も見ていると、下がった後にチャートが上がりだして、「やっぱり上にしか見えない!」と思えてきます。人間の心理的に機会損失はかなりダメージになるので、このチャンスを逃したくない!と再び買いのポジションを取ります。
この時点で二回目の仕切り直しなので、まあほんの少しの割合ですが手数料を損しています。何度も売り買いするとこれが馬鹿にならないほど積み重なります。
例えば1万通貨保有するとだいたい~100円の手数料がかかります。
100円などは通貨が0.01円動けば100円になるのでまったく大した金額ではないです。
しかしひと月単位で見ると、損得なしのプラマイで終えても手数料分赤字だったというときもあります。100円×10回×30日で3万円です。
これは手数料が高いという話ではありません。
むしろFXの手数料はかなり安いと思います。
問題は、チャートを見ていると強気になったり弱気になったり感情が振り回されてそのたびに回避行動を取ってしまいがちな部分です。
これは実際に現金でポジションを持たないとわからない感覚です。
ギャンブルをやっている人は強いかもしれませんが、持ち金が減る感覚は結構堪えます。
それもみるみる下がっていく瞬間は判断に迷います。
今すぐ切るか!と考えている間にもお金が減っていきます。
苦しくなって不安になって、切ったらそこが底という現象もよくあります。
砂浜を想像すればわかりやすいのですが、満潮時に向かっていくときは、波は引いたり寄せたりしますが、最終的に潮位は満ちていきます。しかし一方的に満ちていくわけでなく引いたり寄せたりです。チャートも同じです。
満潮に向かっているのに、小波が引いたからといって満潮はこない!と判断しているのと同じような感じになります。
じゃあどうすればいいかといえば、小波を見ないという手があります。
FXで言えば一度買いを入れたら(売りでもいいですが)、目標値を設定しチャートを見ないと言う方法です。
チャートを見なければ細かな揺り戻しに振り回されないです。